こんにちは!本日またまた学習指導要領を読み切ったハリーです。
特担のみなさん、こちらを持っていますか?
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自立活動編を読もう
読み直すタイミング「授業を構想し直すとき」
2学期の授業や子どもたちの様子を振り返ったり、懇談で保護者の方とお話をしたり(どのような力をつけて欲しいかを聞いた)した上で、3学期の授業を構想し直します。
1学期の内に1年間の目標として、個別の指導計画を完成させるのですが、3学期となれば個別の目標がもっと具体的になるし変化します。
今回私が読み直した理由は「改めて一人ひとりの課題(目標設定)を見直して自立活動しよ。」と、思ったからです。
学生の時、自立活動や特別支援学校の学習指導要領を読んだことがなかったので、特別支援学級の担任になってから読むようになりました。初めて読んだときは、新たな発見が多くて面白かったように覚えています。
しかしピンとこないことも多く、少しずつ実践(具体)に置き換え、また学習指導要領に立ち返るの繰り返しでした。
その他の読み直すタイミング
授業を構想する他には、評価をする時、個別の指導計画を作成するとき、成績をつけるとき、授業や支援について改善しようとするとき、新しい実践を行うときなどです。
学習指導要領に書いてあると、「説明」がつくので、安心感がすごくあります。
そう、まるで故郷のように・・・。
読み直して感じたメリット
さて、今回また学習指導要領に戻ってきたのですが、以前と比べて発見内容が変わりました。
①共感ポイントが増えた
知的障害と自閉症を併せ有する幼児児童生徒の場合,他の人への関心が
乏しく結果として他の人からの働きかけを受け入れることが難しい場合がある。
このような要因としては,興味や関心をもっている事柄に極端に注意が集中して
いたり,相手の意図や感情をとらえることが難しかったりする場合がある。
学習指導要領 自立活動編 p93 自立活動の内容6コミュニケーション(1) コミュニケーションの基礎的能力に関すること
「あるある・・・!」
指導内容ごとに、具体的指導内容例と留意点が記載されています。その内容に共感することが多くなりました。
②すぐ参考にできる
また,このような場合には,個々の幼児児童生徒の興味や関心のある活動の中で,教師の言葉掛けに対して視線を合わせたり,幼児児童生徒が楽しんでいる場面に教師が「楽しいね」,「うれしいね」などの言葉をかけたりするなどして,人とやりとりをすることや通じ合う楽しさを感じさせながら,他者との相互的なやりの基礎的能力を高める指導をすることが大切である。
学習指導要領 自立活動編 p93 自立活動の内容6コミュニケーション(1) コミュニケーションの基礎的能力に関すること
超具体的!こういう指導方法には正解がなくて、文脈や背景やらによって良くも悪くにもなります。
その中でも具体的に書ききっているのだから、ありがたく参考にさせてもらってます。
③目の前の子どもと結びつく
また,コミュニケーション手段として身振り,絵カードやメモ,機器などを活用する際には,個々の幼児児童生徒の実態を踏まえ,無理なく活用できるように工夫することが必要である。
学習指導要領 自立活動編 p93 自立活動の内容6コミュニケーション(1) コミュニケーションの基礎的能力に関すること
さっきの続きですね。コミュニケーション手段は多様で、学ぶほどたくさんある。でもやらせるのではなくて、「活用できるように工夫」の部分が重要なんですよね。
それは、理論と具体の行き来をしてきたから分かる。
その過程として、ケース会議や特別支援学校のコーディネーターさんやデイサービスの方と相談し合ったりしている。本当にこの繰り返しなんですよね。
④自分の成長を確認できる
今まで読み流していたことが、少しずつ意味をなしていく感じが楽しいです。
学習指導要領は、故郷のような、コンパスのような・・・
依存はせず、利用していきたいですね。
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