【子ども】問題行動の対応で1番大切なことは!?教師と医師を比較【処方箋】

先生

 

きぬ先生の教室 ~1分1秒が波乱万丈~

休み時間が終わり・・・

とげ丸「先生!ちゅたろうがズルした!」

ちゅたろう「してない!とげ丸がウソついてる!」

周りの子「わたし見てたよ!」

    「ぼくは知らないよ!」

きぬ先生
きぬ先生

どっちがウソついたの!?授業も始まったのに!

ハリー先生
ハリー先生

忙しいね・・・。けど、これ日常茶飯事

この記事を読むと分かること

問題行動の対応をするためのポイント

問題行動に対する疲れ」の減らし方

指導・支援の方針を立て方

【結論】

 気になる行動への対応で一番大事なのは

  「その行動の理由何かを考えること」

行動には必ず理由がある

問題行動と言われる例(一覧)

例えば以下のようなことは学校では「よくある」ことです。

・自分の思い通りにならないと癇癪を起こす

・暴力や暴言が止まらない

・ウソをつく(悪いことを認められない)

・意地悪をする(無視、陰口、盗癖)

・結果に満足できないと自分を責めすぎる(自傷)

・そうじや日直、給食の当番をさぼる

・整理整頓ができない

・授業中おしゃべりをし過ぎる(授業妨害)

・忘れ物が多い、提出物が出せない

きぬ先生
きぬ先生

すごく、「あるある」です・・・

ハリー先生
ハリー先生

でもそれって、教師から見た子どもの姿だね

1番困っているのは子ども(本人)

「子どものために」と願うからこそ、大人は問題行動として捉えます。

しかし子どもからしたら、ほとんどは

「適切なことは分かっているけど、できない・やってしまう」というケースです。

・人と仲良くする

・悪いことも正直に言う

・相手が喜ぶことをする

・真面目に勉強する

・物は大切に管理する

・約束を守る

「分かっているけど、できない」

そのジレンマに悩み・苦しんでいるのは本人(子ども)です。

問題ではなく「私が気になっている」と捉える

問題と捉えているのは教師(保護者、それを見ている周りの子)

そして「問題のある子」として見てしまいます。

良くない・改善したいのは、その「行動

その子ども自身を改善したいわけではありません。

その子自身は、かけがえのない人格・存在・命です。

きぬ先生
きぬ先生

心のどこかで「悪い子」って思ってたかも。

ハリー先生
ハリー先生

だから「問題のある子」じゃなくて

私が気になっている子」と捉えるんだね!

行動背景を分析する

「仲良くしなさい!」

「整理整頓をしなさい!」

と言われても、子どもたちは「分かっている」んです。

気になる行動を改善するためには、

分かっているけど、できない理由・背景を知ること

が最も大事になります。

行動背景の分析

医師と教師の比較から考える

医師と教師には、共通点があります。

それは「よくする(悩みを解決する)」ということ

医師: 診察 →  処方箋  → 修正

教師: 分析 → 指導・支援 → 評価

診察:この症状は、アレルギーか、コロナか、ストレスか・・・

   適切な診察があってこその処方箋です。

   誤診すると、間違った処方箋を出し、良くなりません。

きぬ先生
きぬ先生

行動ばかり気にしてたかも

教師でいう、「分析」が私には足りてなかったんだね

修正:病院では初め、薬を3~7日間の薬しか出しません。

   もう一度病院にきてもらい、診断があっていたかを確かめるためです。

   もし良くならなかったら、そこで修正します。

ハリー先生
ハリー先生

教師では、指導・支援の「評価」にあたるね

その個に合った方法を繰り返し考え直していく、地道で本質的なところだ

まとめ

  • 問題ではなく、気になる行動と捉える
  • 子どもの「分かっているけどできない」に寄り添う
  • 良くないのは、子ども自身ではなく、行動
  • 良くするために1番大事なのは、行動分析
きぬ先生
きぬ先生

指導の仕方ばかり悩んでいたけど、

まずは「なんでそうしてるのかな?」って考えてみるよ!

ハリー先生
ハリー先生

気になる行動は風邪とは違って根深い。

それまでの人生が影響してることだから、長い目でみていこう!

プロフィール
この記事を書いた人
ハリー先生

現役小学校教師(特別支援教育コーディネーター)
特別支援学級担任1年目のきぬ先生の悩みを解決していきます!

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