【宿題革命】やりたくなる宿題に切り替える3つのステップ【具体案あり】

先生

現在、現役で小学校教師をしている、ハリーです。

読んだ教育書を実践することが趣味で、宿題についても試行錯誤してきました。

経験談を踏まえ、新任のきぬ先生と共に、宿題について考えていきましょう!

 

きぬ先生
きぬ先生

宿題をやりたくない!って子が多いです・・・

ハリー先生
ハリー先生

それは面白くないからじゃない?

 

「宿題なんていやだ!!」

心の叫びですね。実は子どもだけの叫びではありません。

 

教師「宿題なんていやだ!」

毎日の宿題の準備、丸つけ、提出チェック(提出がない子には、休み時間や放課後に共同作業)

教師にとっても、宿題は負担なのです。

(しかも絶対必要な業務ではない)

 

保護者にとっても大きな負担です。

毎日子どもに「宿題しなさい!」と言わないといけない。

やっと始めても「分からない!」と泣きながら助けを求めてくる。

どう教えたらいいのか。

ひどいときは、2時間かけてやっと終えることができる・・・。

 

実はこれだけやって、

全然学びが定着しないし、意味がない!

どころか

「勉強ぎらいの子」になり、学びに関して逆効果!? 

になることがあります。

 

そこで今回は、やりたくなる宿題を実際に始めるにはどうしたらいいかを解説していきます。

 

今回の記事でわかること

■ 子ども・保護者・教師の3方よしの宿題

■ どのような宿題がいいのか(具体例)

■ 新しい宿題に切り替えるためのステップ

 

それではどうぞ!

 

ステップ①目的を知る

ときどき罰で宿題を増やしたり、ご褒美として宿題を無くしたりがあります。

宿題って苦行なのでしょうか? 何のために宿題をするのでしょうか?

家庭学習のための宿題

よく言われるのは「家庭での学習習慣を身につけるため」という目的

確かに身につけられたら中学・高校生になった時、都合が良さそうです。

しかしこの目的なら、宿題の内容は「誰もができる楽しい課題プリント」でいいですね。

迷路やなぞ解き、数独パズルなど・・・

 

それに家庭によって環境がかなり異なります。

・塾や習い事、スポーツに励んでいる

・弟や妹のお世話、家事の手伝いがある

多様な状況の中で、一律に「家庭」で強制的に学ばせる必要はあるのでしょうか。

 

学びを定着させるための宿題

次に、その日授業で行った内容を定着させるための宿題です。

確かに、家庭で復習あるいは予習すると学習効果は上がります。

 

しかし問題は、一律に同じ宿題にしていることです。

子どもに合った内容にならず、

・簡単すぎてつまらない子

・難しすぎてできない子

が出てきます。

 

学びの定着のための学習という目的ならば、一律・家庭で行う必要性はありません。

 

自分で決める(学級経営、自立、学びの楽しさ)

では、どうしたらいいのかと言うと、目的を自分で決めるといいです。

そしてその目的に合った方法(宿題の形式)を試行錯誤するのです。

すると子どもや保護者は納得感があります。

結果的に成果につながり、「宿題やりたい!」となります。

 

参考としては

学級経営を目的とするならば

『学び合い』に関わるテーマ課題

 

「自立した学習者」を目的とするならば

「けテぶれ」宿題革命

 

「学びの楽しさ」を目的とするならば

自主学習

 

ステップ②具体案を考える

一律をやめる

ステップ①で述べたように、「一律」という方法が、子どものやる気を下げてしまう要因になりやすいです。

したがって、全員同じ内容の宿題を出さない

じゃあどのような内容にしたらいいのか、下記を参考にしてみて下さい。

 

けテぶれ

葛原祥太さんの提唱「けテぶれ」

私自身も試して成果を感じることができました。

一冊のノートに、け(計画)テ(テスト)ぶ(分析)れ(練習)をします。

内容は自分で決めます。ここが一番の要ですね。

学習の仕方を学べるので、テストの点数が上がることはもちろん

主体的に学ぶ力が育ちます。

 

自主学習

自主学習も、今では多様な実践がなされています。

ただ自由に好きなことを書く宿題ではなく、

研究的に物事を調べ上げたり

テストに向けて必要な学習をしたり

授業の予習復習にしたり

日々の考えを書いたり

一日の振り返りにしたり

その可能性は無限大です。

したがって目的に合った内容にアレンジすることができます。

 

タブレット学習

地域によりますが、タブレットでは学習アプリを使うことができます。

利点は、自分に合った内容を学び直せる点です。

小学4年生の児童が、2年生の内容を扱うことができます。

 

課題

「必ず家庭でする」を取りやめます。

来週の月曜までに~をする。という風に、週課題にする方法です。

利点は、自分で時間を自由に決められる点です。

計画を立てる力が育ちます。

また家庭での学習が困難な児童がいる場合には有効です。

 

ステップ③やってみる!

 

ハードル(教員間、保護者、子ども)

教員間:学年間で揃えないと苦情がでるかもしれない

保護者:学習保障は?勉強しなくなるのでは?

今の勉強についていけなくなるのでは?

子ども:やり方がわからない

 

今までと異なることをすると、誰しも不安があります。

そしてデメリットを使って反対もあるでしょう。

このハードルを飛び越えるための準備と覚悟が必要です。

 

失敗は前に進まないこと

いくら準備しても、テストの点数は落ちるし、やる気も落ちるし、だらけもします。

それは今までやってこなかった代償です。

表面上で取り繕うことをやめ、自分のレベルが見え出しただけです。

これは「失敗」ではありません。

失敗は、以前のまま停滞することです。

 

目的を再確認する

それでも教師も不安になります。

そのときは目的を再確認しましょう。

そして何度もその目的が大事だと語りかけましょう。

 

一緒に考えていく

たくさんの実践を目にして、真似をしてもどこかで必ずつまずきます。

その理由は、目の前の子どもとあなた自身が違うからです。

実践者のマネからスタートしてもいいですが、実践者がたどり着いたゴールを目指さなくてもいいのです。

共に歩んでいくのは、目の前の子どもと保護者です。

 

プロフィール
この記事を書いた人
ハリー先生

現役小学校教師(特別支援教育コーディネーター)
特別支援学級担任1年目のきぬ先生の悩みを解決していきます!

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